SOEのひとりごと

Salesforce管理者兼エンジニアのSOEがつぶやいてます

【雑学】トマトの正体は野菜か果物か?歴史に残る不思議な裁判



かつて、トマトの正体に関して、科学と法律が交差する一大事件がありました。それは、トマトが果物か野菜かという問題を巡る裁判、Nix v. Heddenです。この裁判は1893年アメリカ合衆国最高裁判所で行われ、その結果は今日においてもしばしば議論の対象となっています。


19世紀後半、アメリカでは輸入される野菜には関税が課されていましたが、果物は関税免除の対象でした。この時、トマトの輸入者であるジョン・ニックスは、トマトが実際には果物であるため関税を支払うべきではないと主張しました。


裁判の中心となったのは、トマトを果物とする科学的分類と、一般的な用途に基づく野菜とする見解の間の違いでした。科学的には、トマトは種子を内包する構造から果物、正確にはベリーに分類されます。しかし、エドワード・ヘデン税関監督官は、料理における用途が野菜的であると主張しました。


最終的に、最高裁判所はヘデンの主張を支持しました。判決では、一般的な言葉の使い方において、トマトはその使用法が野菜の特性を持つと解釈されるため、法律上は野菜とみなされるとされました。このため、トマトの輸入には関税が適用されることになりました。


この裁判は、科学的分類と日常生活での認識の違いを浮き彫りにしました。トマトの例は、時には法律が生活の実態に基づいた解釈を必要とすることを示す、興味深いものとなりました。

【4年後の私へ】2024年2月29日の私から、2028年2月29日 の私へ

※とあるYoutube動画に感化されて、このサイトでもやってみることにした思い付き企画です。常に目標を忘れないために書き出したもののため、深く考えないでください🙇

 

2028年2月29日 の私へ

まずは起業成功しておめでとう。

SalesforceやHubspotといった、BizOps活動のベースとなるSFA/CRM製品を活用したSESライクなカスタマーサクセス事業なんて、今更参入してもうまくいくとは思っていませんでした。

起業再挑戦の2027年に、売上の目処なんて全く見えない上、報酬0円でスモールビジネスとして始めたことを考えると成功したと言えるのではないのでしょうか?

さらに、別事業としてSaasサービスとして展開した「営業事務自動化サービス」についても好調のようで、非常に安心しました。2024年当時はまだ名前も決まっていないし、仕様やターゲットさえも不明な見切り発車でしたので、心配をずっとしていましたが、うまく形になったようですね。

 

次に、ブランディング活動を兼ねて副業活動として頑張っておられたブログ、note、SNS運用、YoutubeTiktok配信も報酬が発生するほどに成長しているのも喜ばしい限りです。

特にXとYoutubeが1万人フォロワーとなったのはとてつもない進歩です。

 

これからも、お身体に気をつけてしっかり頑張ってください。

PS. 痩せて健康体を手に入れていることを羨ましく思います。

 

ーー

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【ミスリードに注意】スマホでのNHK視聴も徴収対象となる。ただし、テレビ未所持の場合でスマホ所持がトリガーではありません。

こちら、ミスリードが発生しそうなホットニュースです。

news.yahoo.co.jp

 

今回の決定ではテレビを持たない家庭においては、「スマホからNHKみたい!」って要望については支払い義務として求めるが、そうでない場合はテレビ所持がトリガーとなるため、基本的には大きな変化はあまりないように見える。

 

ただし、「うちスマホしかないよ」ってやつ自体は、昔からワンセグ機能やらで色々と言われていたためこれまで通りに回避が難しい事案だと思う。

 

*1

 

 

*1:放送法は、テレビを持たずにスマホなどからNHK番組を視聴したい場合、受信料の支払いを求める。スマホを持っているだけでは支払い義務は発生しない。既に受信料を支払っていれば追加負担なく、ネットからも視聴できる。

【Salesforceの管理支援】「取引先、取引先責任者、商談」をリードから作成されたか判別できるって知ってる?

eyecatch

 

 

 

はじめに

こういう経験はありませんか?

Salesforceのリードを変換したはいいけど、リードから作成されたものかわからなくなった」

「オンラインで作成された取引先責任者なのか、オフラインで作成された取引先責任者なのかを集計したいのに、方法がない、、、」

「判別方法がないから、リードに判別のためのカスタム項目を追加しないといけなくて、オブジェクト設計が変になりそう。。。」

そしてネット検索したらこういう結果になりませんでしたか?

リードと取引先責任者のオブジェクトに、チェックボックスを追加して、判別できるようにするしかない

安心してください。。。

方法はあります!!!
※オブジェクトのリソース情報やヘルプ見てたらありました

なんと標準機能です
これがあんまり広まってないのは、公式ヘルプが知っている前提にしているからかも知れません。。。

ということで、今回は下記について紹介していきます!
「標準的な使い方ではどこまで確認できるのか」
「どこを見たらわかるのか」
「フローではどのようにすれば良いのか」

標準的な使い方ではどこまで確認できるのか

まずはimg1をご確認ください。
今回検証に使用するリード情報は、こちらの3つのものです。
※リストビュー

img1

これらをレポート上で確認した場合は、img2のようになります。

img2

まだリードコンバート前のため、どちらもUI上で確認することができます。
それでは、2つ目のリードである「リード2郎」のステータスを変更して、取引開始いたします。

img3

すると、img4のようにリストビュー上では確認することができませんが、img5のようにレポート上ではきちんと確認することができます。
※直接URL指定すればアクセスできます。

img4
img5

ここまででお気づきかも知れません。

レポートからは見えるってことは、、、
データ取れるんじゃね?

ってね。

どこを見たらわかるのか

今回はアドミンが見れる前提での操作となりますので、img6を参考にまずは開発者コンソールにアクセスしてください!

img6

コンソールへ遷移したら、img7を参考に「Open Resource」をクリックし、img8のようなモーダルを表示したことを確認します!

表示されたら、検索ボックスに「Lead」と入力してみます!

img7
img8

入力後、「Lead.obj」を開きます。
img9のように、このオブジェクト内のすべての項目が表示されます!
※オブジェクトマネージャからでは確認できないものも表示されます。

img9

この中から、表示したい項目を複数選択し、クエリボタンを実行し、クエリ実行ボタンまで実行します!

今回使用したクエリは下記のようになります。

SOQLクエリ
-------------------------------------------------
SELECT Id, Name, IsDeleted, Status, IsConverted, ConvertedContactId, ConvertedAccountId, ConvertedDate, ConvertedOpportunityId FROM Lead WHERE Name Like 'リード%'
-------------------------------------------------
※リード から始まるデータのみを抽出する条件にしています。

実行後はimg10のような結果が、コンソール上に表示されますので、確認してみましょう!

“IsConverted”がtrueであれば、コンバート済のリードが判別できます。
“ConvertedAccountId”、“ConvertedContactId”、“ConvertedOppotunityId”に変換後の取引先、取引先責任者、商談のIDが格納されていますので、こちらを紐づけるようにすることで、簡単に判別できます!

img10

フローではどのようにすれば良いのか

フローの全体像

今回の検証はこちらのフローで実施します!
流れとしては、リードの変換済レコードを検索し、変換後のIDと一致する取引先、取引先責任者、商談のレコードを取得して、最後に画面で表示しています!

img11

フローの前提

今回は変換した一個の情報を取得するためだけにテストのため、最初の1つのみを取得する仕組みにしています。

下記はimg11内の「リードオブジェクト情報の取得」の設定内容になります!

img12
img13

取引先、取引先責任者、商談と一致させる検索には下記のように指定しています。

取引先オブジェクトの検索
→ {!GetLead.ConvertedAccountId}
取引先責任者オブジェクトの検索
→ {!GetLead.ConvertedContactId}
商談オブジェクトの検索
→ {!GetLead.ConvertedOpportunityId}

それでは、最後に画面要素に表示された値を確認してみます。

img14

ご覧の通り、変換後のIDと変換先のレコードIDが一致しています。

ということで、リード変換後の検知ってできます。

さいごに

Salesforceって一歩踏み込めば、まだまだ楽しませてくれるのでサイコーですね。

【IT転職】未経験でもIT転職してみたいならSalesforceを頑張るのがコスパいいと思うんだ。

見出し画像

 

記事の題名を読んで「そんなもんポジショントークじゃねぇか💢」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、落ち着いて聞いてください、、、

 

まじでオススメです。

 

てことで、難しい話は抜きにして早速オススメポイントをご紹介していきます!

 

 

 

オススメポイント1「市場価値が高い!」

Salesforceという製品は、世界中の企業で広く使用されており、特定の業種だけでなく様々な職種でも利用することができます。
※シンプルな操作で扱えるため。

しかし、容易に導入や運用ができることから、専任の管理者を採用していないなどの状況もあるため、本来使えるはずの性能を引き出せていないこともあります。その背景もあって専任者を採用しようとする企業も少なくないのですが、いわゆる人材不足によりまだまだ需要は高い状況です。(肌感ですが。)

特に近年は「データドリブン」や「データ利活用」といったキーワードと共に、データ品質や分析のソースの1つとしても注目されているため、その価値はますます上がるものと思われます。

オススメポイント2「取得可能なスキルが強い!」

個人的にはIT未経験者にとっては、これが一番でかいとおもうんですよね。具体的には下記のスキルが手に入ると思っています。

  • データベースの基本

  • データ分析の基本

  • データ品質の基本

  • プログラミングの基本

  • 他サービスとのAPI連携

  • CRM知識

  • フロントエンド、バックエンドの教養

  • Webセキュリティの基本

こちらであげた中でも、特にデータベースとデータ利活用に関するスキルの基本がアレルギー反応なしで、自然に習得できるのは超絶価値あります。
※余談ですが、うちの伴侶殿も未経験者なのにITスキルかなりつきました、、、

もう一歩踏み込んで言いますが、一覧としてあげたこれらのスキルは「Webシステム開発」を始めたいなら基本的なことで、「そんなの知らない」とか言っちゃいけないレベルのものです!

習得難易度は個人差はありますが、初学者であれば難しいものと思いますが独学で金をかけずにある程度スムーズに習得できるのはコスパ良いと思いませんでしょうか?

オススメポイント3「学習に金がかからない!」

クラウドベンダーで、学習支援サイトにコストかけている企業って他にあるのでしょうか?ってぐらい揃っています。。。

まずは定番の”Trail head”です!

こちらは自分のアカウントを育てていく感覚も手に入るような作りでして、ポイントをためるとレベルが上がるというゲームみたいな学習が可能です!

学習環境についても、サーバーを自分で立てなくも検証環境をボタン1つで準備しやすく、エラーや不明点が出ても、とりあえずググることでコミュニティでのやりとりが検索上位に上がってくるため、独学による詰みプレイが減ります!

さらにさらに、、、
IT未経験者へのSalesforceの習得については、公式でもサポートがされており、下記リンクから見れます「パスファインダー」というプログラムに参加すると、試験料金の大幅コストカットや、転職相談もしてもらえます!
個人的には超オススメ

Blaze Your Trail as a Salesforce Pathfinder. www.salesforce.com  

ほんと、、、
すげぇな。。。

さいごに

Salesforceの登竜門資格である「認定アドミニストレータ」は簡単そうに書いている有識者たちも多くいますが、年々難易度は向上しているため、頑張るなら今からやっちゃいましょうね!

ちなみに、、、
Salesforceの標準機能で可能な分析については、下記の記事でも触れているので良ければどうぞ!

soe-irony.hateblo.jp

【Salesforceの基礎】“スーパーバッジ”チャレンジ環境の準備方法の備忘録

 

 

はじめに

基本的には該当するチャレンジの要件に準備方法の説明、および検証用にカスタマイズされているSandbox作成用リンクが貼られています。

ただし、説明が英語表記がメインのため、日本語に翻訳して確認するのは辛いという方向けに作成しております。
※自分への備忘録を兼ねてます。

環境構築の手順

Sandbox環境の準備

  1. チャレンジ要件のページ内にある、”Developer Edition org with special configuration.”と書かれたリンクをクリックする。

  2. img1 のようなページへ遷移されるため、必要事項を入力する。
    入力完了後はサインアップを選択する。

  3. img2 のようなメールが、2で入力したメールアドレス宛に届くため、メール本文に記載されているリンクから、アカウント確認を完了する。
    ※準備完了までには数分かかる場合があるので、10分後にみにくる感じで良いです。

  4. リンクからページに遷移後、進めていくと img3のような表示が出るため、パスワードと特別な質問を設定し、登録を完了します。
    ※ユーザ名、パスワード、ログインURLは後ほど使うのでメモしておきましょう。

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img1
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img2
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img3

TrailheadとSandbox環境を接続

  1. Trailhead アカウントにログインする。

  2. 該当するチャレンジのページ下部のチャレンジセクションから「組織に接続」を選択する。
    ※Playgroundを選択し、起動する箇所のことです。img4、img5を参照ください。

  3. img6のような、Sandbox環境へのログイン画面が表示されますので、Sandbox環境の準備の手順4でメモした情報を使ってログイン処理をします。

  4. 「アクセスを許可しますか?」ページで、[許可]をクリックします。
    ※この後の注意書きも基本はOKで進みます。

  5. 全ての準備が完了したら、チャレンジ要件を開始してください!

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img4
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img5
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img6

おわりに

良いSalesforceライフを!

【合格体験記】Salesforce 認定アドミニストレーターに関する情報共有です。

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先日ようやく認定アドミニストレータを受験し、一発合格いたしましたので、経験問わずSalesforce資格に挑戦する方に向けて、合格までにしてきたことを共有したいなと思います。

 

 

試験範囲と出題割合を把握しよう!

まずは試験範囲と出題割合について確認してみましょう。
Salesforceが公開している、こちらの内容からの抜粋です。

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img1 試験範囲と出題割合

出題範囲の単元は7つで、種類的にはそこまで多くない印象ではないでしょうか?

上記の範囲をグラフにしてみると下記の図のようになります。

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img2 試験範囲と出題割合 のグラフ

表とグラフを見たところ、広めの範囲で出題されていますが、
「設定とセットアップ」
「オブジェクトマネージャとLightning アプリケーションビルダー」
「ワークフロー/プロセスの自動化」
これら3つの試験範囲で、全体の56%を占めています。

「生産性向上とコラボレーション」に関しては、7%と、とても少ない割合になっているのが分かります。

次に、私が受験した際の印象、および受験後にメールでいただいた受験結果をもとに単元ごとの難易度を振り分けた上での出題数を見てみましょう。
★あくまで個人の主観ですので、実際とは異なる可能性がございます。

画像
img3 個人的な難易度ごとの出題割合のグラフ

難易度の振り分けについては、私自身の正答率(※1)と、受験時の印象をもとに振り分けました。
※1 試験結果の通知では習熟度率と記載されており、厳密には違うかも。

※難易度 高:正答率 64%〜0%
 難易度 中:正答率 89%〜65%
 難易度 低:正答率 100%〜90%

また、出題割合はimg1、img2に記載されている数値に、問題数60をかけて算出しています。
※絶対こうだとは言えませんが、大体合っているような気がします。

受験してみた感想としては、やはり計算チックなものも特になかった印象なので、未経験から挑戦や、体系的な学習による早期戦力化にはうってつけの資格という雰囲気でした!

問題の雰囲気を掴め!

試験範囲を確認したら、次は出題される問題の雰囲気を見てみましょう!
※実際に出題された問題ではないですが、雰囲気は非常に似ています。

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img4 Sales4Boxから引用した模擬問題
画像
img5 Trailheadから引用した模擬問題

いかがでしょうか?
全体的に、公開されている模擬問題のような質問の仕方、回答の選択肢となっております。
そのため、模擬問題は繰り返し解いて、雰囲気を掴んでおく事が試験本番の最大の攻略法になります!

こいつらで勉強してみよう!

私が実施に試験までに勉強で使用していたサイトです!

Sales4Box
→問題数が多く、さまざまなパターンで考える事ができるため、調べながらの学習にもってこいでした!

Trailhead
→試験提供側なので、雰囲気が掴めます! ただし、上記のサイトで、問題を解いて不明点をなくしてから挑戦するのが一番良いかと思います!

私は使っていませんが、よく聞くものとしてはSalesforce界の有名人である本橋さんの解説記事もよく勉強に使われるようです!

Qiita(本橋さん)

肝心の学習方法は何よ!?

下記を参考に進めてみてください!
どこの業界もそうかもしれませんが、少なくともIT業界では手を動かさないことには理解できない機能や概念も多いため、検証できない場合を除いて、ごちゃごちゃ言い訳せずに手を動かしてみるしかないんです!

  1. Salesforceの基本的なことがまとまったTrailmixをやる
    (紛失したので探しています。)

  2. Trailheadで、認定アドミニストレータの試験勉強用のTrailmixをやってみる。
    https://trailhead.salesforce.com/ja/users/welcome4/trailmixes/prepare-for-your-salesforce-administrator-credential

  3. Sales4Boxを解きながら、実際の環境で検証する。

  4. Trailmixの模擬問題を解く。

これを完了させてみましょう!
特に3と4は、繰り返し実施して、Salesforce未経験の方は実業務でも操作が困らないようにしましょう!

以上、よろしくお願いいたします!!!

 

 

【データ品質管理の基礎】データの品質状態を良くするのってそもそも何するの?

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はじめに

近年、生成AIをはじめ、様々な分野でデータドリブンなビジネス展開をする上で、データに関する重要性は増してきていますね!
そのため、人間もコンピュータも分析をするさいには、使用するデータが正しく扱えるかが重要となります。
※いつの時代もそうだとは思いつつ、、、

そこで、いわゆる”データ品質管理”という施策をどれだけガチンコで取り組む必要があります。

今回はそういったお話を簡単に説明していきます。

データ品質管理について

データ品質を良くするために考える事

データ品質管理というのは、簡単に言うと、「データの保存前にルールに沿っているかを確認、保存後データはルールが適用されているか」をしっかりやっているかになります!

小難しい説明などもありますが、実際にやることは、PDCA的に次の3つを繰り返し実施していきます!

  1. 予防:データ保存時の品質を良い状態にする。

  2. 検知:保存データの品質がルール通りかをする。

  3. 修正:保存データ、各ルールを修正する。

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図を見ると、「そんなんあたりまえやろぉ!」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが。しかし、そのあたりまえがあたりまえにできないから困るんですよね笑

実際にデータ品質をよくしようと活動してみるとわかるんですが、なかなかデータの修正から進まず、予防や検知の活動進捗が悪くかったりするんです。。。

データ品質の測定

下記のような評価基準をベースにする事で最低限は確保できているかと!

  1. 正確性

  2. 完全性

  3. 一貫性

  4. 有効性

  5. 適時性

  6. ユニーク性

これらは「ISO/IEC 25012(データ品質の評価)」という国際基準のうちのひとつをベースに、日本政府が「政府CIOポータル」公開している評価基準、15種類から抜粋したものとなります。

実際のデータ品質向上の施策としては、上記6つの内容を可視化して結果が分析できるならほぼ良いです。

それぞれの評価基準については下記のようになります!
※基準については政府CIOポータルを参考にまとめています。

  1. 正確性
    文字通り、データは実態に沿ったものであるか、つまり正しいものであるかが評価ポイントとなります!

    ポイントは、集めたデータに入力ミス、表記揺れ、収集元に間違いはないか、意図していない値などの誤りを含んでいないか、分析に足る最新のデータであるかなどです。

  2. 完全性
    データは目的に応じて、値の抜け漏れはないかを評価します!

    ポイントは、必須となる値に空欄がないか、分析に必要なカラムは網羅されているかです。

  3. 一貫性
    ポイントは、整合性や一貫性のあるデータであるかです!
    データ内の項目や値に矛盾があるとエラー処理やデータの推測、補完作業などが必要になるためです。

  4. 有効性
    格納されているデータ値は、フォーマットに沿った値であるかを評価します!

    ポイントは、データ保存のための入力規則などを作成した上で、ルールを遵守する文化と、適合したデータにし続ける事です!

  5. 適時性
    データが誰でも問題なく使用できるものになっているかを評価します!

    ポイントは、最新の状態のデータであり、かつ問題なく使用できる状態である事です!
    ただし、データには誰でもアクセスできるようにするのではなく、適切なアクセス権限による制御をした上で上記を達成する事が大切です。

  6. ユニーク性
    データに不要となる重複が存在せず、一意のものであるかを評価します!

    ポイントは、「ここでは、これしか存在してはいけない」というものをきめて、他に作り出さない事です!

以上、6つの基本的な評価でした!

データ利活用や品質管理といった考え方は、近年注目されていますが、まだまだ若い分野であり「これだ!」となる統一的評価基準が未確定です、、、

そのため、非常に投げっぱなしとなりますが、データ作成・分析からエラー監視まで、自社用途に適したベストプラクティスを考えていく必要がありま
す!

データ品質を意識すると幸せになる

少々大袈裟な表現ですが、現代社会においては真理だと思います。
データ品質を意識したデータ群は様々な恩恵をくれます。

例えば、データドリブンな経営判断、データ修正に関するコスト削減、分析および関連作業の効率化などです。
※浅くてごめんね。

データの放置はデータを劣化させる

データは保存したら終了ではないです。
目的にそった運用ができて、効果を得られ始めてからがスタートなのです。

そんなデータちゃんは必ず劣化します。
例えばデータの送受信時の欠損、ETL等の実行時におけるデータの欠落、データが古い状態のままで現状と解離している(貨幣価値の変化など)、人的要因による設定ミスや考慮もれ、外部要因による誤った結果など

さいごに

まずはデータ品質を向上させようとする文化を社内に浸透させていきましょう!
そのための第一歩でありコツは、所属チームでの成功体験作りです!
自分のところがうまくいったら、しっかり社内外に情報発信することで輪っかが広がっていくらしいです。らしいです!!!

すでに浸透しきっている場合は、データ管理のためのルールを策定し、それを布教するのです!

ディズニーのチケット代の変遷

ディズニー入場料を並べてみた

  • 1983年:3,900円
  • 1987年:4,200円
  • 1989年:4,400円
  • 1992年:4,800円
  • 1996年:5,100円
  • 2001年:5,500円
  • 2006年:5,800円
  • 2011年:6,200円
  • 2015年:6,900円
  • 2016年:7,400円
  • 2019年:7,500円
  • 2020年:8,200円
  • 2021年:8,700円
  • 2022年:8,900円
  • 2023年:10,900円

【営業活動の効率化】見積データのコピー機能を作れば、かゆいところに手が届く気がするんだ。

見出し画像

 

はじめに

みなさん、Salesforceの見積オブジェクトは使っていますか?
こいつは[設定]から有効化することで、商談にひもづく商品をもとに見積データを作成したり、単体で見積データを作成するのに便利です。

しかし、残念ながら標準で見積データをコピーする機能はないようです。
※img1、img2参照

コピーをする方法がない、たったそれだけですが、新規作成で商談商品をベースにした追加見積データを作ったり、別パターンでの見積を作成するとき見積品目をいちいち変更するため手間になってしまうんですよね、、、
※商談商品をいじって、新規作成で調整でも同様に手間ですよね、、、

img1
img2

てことで、今回は見積をコピーすると一緒に見積品目もコピーして、かつちょっとした変更もできるような機能をフローで作成してみました。

出来上がったもの

今回作成したものはこちらになります。

img3 フローの全体像

どうしてこうなった?

できるだけ、見積コピーをするさいに出そうな、手間を省きたくてこうなってます!
今回の場合は、コピーしたいレコードというのは、ユーザが現在見ているであろうレコードページのものであると仮定した上でコピーします。

なので、画面フローとしてボタンをレコードページに載せています。

img4

見積品目名オブジェクトには、フロー上でレコードの名前がテキスト表示できる項目はないため、今回は専用のテキスト項目を作成して、画面要素上の「データテーブル」という機能で表示できるようにしています!
※商談とかはNameがあるけど、見積品目名にはNameがなかったため。

この辺りのカスタムは企業ごとで、許可されるかは変わりますが、可能であれば専用で使用できるカスタム項目として、下記のようなものを作成することをオススメします!
※この記事のような対応をする場合

img5

何ができるの?

先にあげたimg4の通り、「見積コピー」というボタンを、コピーしたいレコードページ上でクリックすると、下記のimg6のようなモーダル が表示されます。

モーダルでは、デフォルト値としてコピー対象の情報をテキストで変更できるように入力欄に表示させています!
※この辺りのカスタムも組織ごとに変わるので、これが正解ではないです。

さらにデータテーブルを使用して、紐づいている見積品目のレコードを一覧として表示しています。
※取得タイミングについては、img3をご確認ください。

img6

データテーブルを使うことで、ユーザが選択したレコードのみを後工程のループ処理にまわして、レコード作成の処理を実行するといったことができます。
※ありがとう、Salesforce

入力が終わったら、「コピーを開始」をクリックするとimg7のようなモーダル が、選択したレコードの数だけ表示されます。
※今回は2つ選んでいたので、img8のように別のモーダル も表示されます。

img7
img8
img9 

選択した見積品目名すべての確認が完了したら、img9のようなモーダルを表示し完了を通知しています!
ついでに、作成されたレコードページにアクセスするリンクも表示する感じにしています!
※作成したレコードはimg10のように、設定した通りに作成されます。

img10

さいごに

今回の機能を作成することで、シンプルに複数パターンを作成するときの心理的負荷はだいぶ下がるので不満は減ると思います。

なしの場合、商談から新規作成する、または直接作成などをした後に商品数を編集するため、特に忙しい営業担当者などはイラッとする可能性はなくはないです、、、
※実際に所属組織ではそういう声を聞いています。。。

見積をコピーするということ自体は、時間が超絶減らせるというより、自分でコピペした際にでるちょっとしたミスを防止できることがミソなのかもしれません。